神岳神社(かみおか)

生駒郡斑鳩町神南687

鳥居


交通案内
近鉄生駒線王子駅北東30分 mapfan



祭神
大己貴神、須佐之男神

由緒
 元禄十三年(1700年)石灯籠に牛頭天王社とあるそうだ。
 三室山を龍田の神奈備とし、その略称が「神南」である。 三郷町立野の龍田大社は式内社の論社であるが、斑鳩町にも龍田神社があり、同様に論社である。
 龍田の神奈備とはどこなのか、神奈備らしい山は斑鳩町の三室山の方がそれらしく見える。 龍田大社には摂社に 神奈備神社を持ち、説明板には「神奈備とは山が平地に接する端山」とされている。 ハヤマ、確かに神の坐す山の意味があり、三輪山も御ハヤマの転かも知れない。山裾のなだらかさを云うのだろうか。

 三室山は法隆寺の山岳として寺領となり、この神社の神宮寺の神南寺が斑鳩にあった。

 神南地域の旧家には紀さんが多い。 平群谷の入り口の要衝の地に紀さんが未だに多く住んでいる、また近くの藤の木古墳の埋葬者は紀氏ではとの千田稔氏の『鬼神への鎮魂歌』でも指摘されている。 平群谷に紀氏の兵站基地があって、平群川には所々に堰きが設けられており、水が満々と貯えられていたのであろう。 いざ出陣となれば、軍船の通過に合わせて堰きを外していけば、あっと云う間に大和川に現れるのであった。

拝殿




お姿
三室山の頂上近くに鎮座している。手入れの良い神社で、大きい木々に囲まれており、赤い本殿が良く映える。

一間社流造、檜皮葺、本殿



お祭り
 
 例祭 10月15日

大和の神々
神奈備にようこそ
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