奈良県山辺郡山添村中峯山310-1 mapion 交通案内
天武紀四年二月の条に「十市皇女・阿閉皇女、伊勢神宮に参赴ます」とあり、「万葉集」巻一にはこの時に波多の横山の巖を見て吹黄刀自(ふきのとじ)の作れる歌として、「河上のつゆ岩群に草生さず常にもがもな常処女にて」二二番を載せている。この巖については、社の南東250mのところにフナイワと呼ばれる岩があり、船の形をしている。素盞嗚尊が新羅より乗ってきたものと言われている。 神武天皇即位前紀の条に「層富県の波丘岬に新城戸畔という者あり」とあるが、この場所が当地を指すのかどうがは定まっていない。
お姿 本殿は五間社流造、檜皮葺(銅板覆い)、磯石建の社殿で、正面の屋根中央に千鳥破風が置かれ、正面に一間の向唐破風の向拝が付く。江戸時代の一七世紀中頃の建立と推定されている。 正和元年(1312)の銘がある石灯籠がある。信長の伊賀攻めの戦火の跡をとどめていると言う。確かに焼けたような跡が見える。 お祭り 参考 『平成祭礼データ』、『日本の神々4』 神奈備にようこそ |