葛木水分神社(かつらぎみくまり)
御所市関屋248
鳥居
交通案内
近鉄御所駅より長柄行きバス長柄下車 西へ2km mapfan
祭神
天水分神、国水分神
由緒
水分は水配の意。水分神については吉野、宇陀、都祁、葛木の大和国の四社が延喜式の祈年祭祝詞に出てくる。『住吉大社神代記』に、「土樋を水越に造り田に水をひくことができたので、水分、水越と称し、三輪人をして神を鎮祭せしめた」と記す。余談だが続いて「八咫烏子等が、「吾が住む嶺の斯より此の内を寄さし奉らむ」と鳴いたとある。金剛葛城の嶺は八咫烏の領地と見ているようだ。
”水分”神社は奈良を筆頭に全国的に分布している。次いで岡山、広島、香川が多いようで、雨の少ない地域との関連が見えそうだ。
葛木水分神社は葛城・金剛の水系を代表して大和盆地の西に配置されている。水越峠を越えた河内には上水分社と云われる建水分神社、下水分社の美具久留御魂神社が鎮座している。
水分神社、山口神社、御県神社は三位一体として奥深い山から里の方への水利権の調整や皇室の用材・食膳をまかない、大和盆地に豊穣をもたらしたのである。
本殿
お姿
狭い社地の前には小さい小川があり、澄んだ水がとうとうと流れている。 本殿は木々の中に埋もれるように立っている。厳かである。神社から西へ1km行くと祈りの滝がある。
お祭り
例祭 12月20日 河内側との水分嶺争いに勝った記念日だとのことである。
本殿
大和の神々
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