大坂山口神社

奈良県香芝市穴虫 its-mo穴虫大坂山口神社



鳥居

交通案内
近鉄大阪線二上駅より西西南へ500m
近鉄南大阪線二上山駅より北へ800m
 近鉄線はこの狭い間を二本も通している。これは南大阪線(阿倍野ー吉野)が二上山の北側に大きく迂回している故である。



祭神
大山祇命、須佐之男命、天兒屋根命

摂社
琴平神社「金山彦命」
市杵嶋神社「市杵嶋比売命」


由緒
  山口神とは皇室の舎殿の用材を切り出す山々の神とされる。『延喜式』祝詞では、飛鳥、石村(いはれ)、忍坂、長谷、畝火、耳無の名が見える。  他に夜支布、巨勢、鴨、當麻、大坂、吉野、都祁の八社を合わせて十四社が式内大社となっている。山の神を祀るわけだから、水の神でもあり、農の神でもあった。

 大阪山口神社は別に交通の要所に鎮座しているので、『日本書紀』崇神紀に「赤盾八枚、赤矛八竿を以て、墨坂神を祠れ。亦黒盾八枚、黒矛八竿を以て、大坂神を祠れ」 とあるように、墨坂神も交通の要路に鎮座して、奉られた武器を守りとして国中の境を祀る神の意味もあったようだ。

 鎮座しているのは穴虫峠で小丘の宮山の麓に鎮座し、信仰の意味を除けば、この山からわざわざ宮殿の用材をとると指定されるほどのことはない。

 いつの間にか牛頭天王と呼ばれていたようで、素盞嗚尊も祭神となっている。




懐かしさを感じる拝殿


お姿
 本殿背後は磐壁である。また本殿真後ろに磐座の先端かも知れない丸い石がある。何だろうか?




本殿



お祭り

祈年祭(春祭り)  4月 9日
秋季例大祭    10月16日


参考

神社本庁cd:平成祭礼データ
『日本の神々4』
『寺院神社大事典 大和紀伊』

大和の神々
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