吉備津神社
奈良県山辺郡山添村西波多3707(下津) mapfan

全景

交通案内
奈良交通 国道山添



祭神
吉備津彦命
摂社 皇太神宮、津島神社、蛭子神社、金比羅大権現、吉守稲荷神社



由緒
 社頭掲示板によれば、当社の御神体は、境内山腹の巨岩(高さ6m、幅10m)であり、古代人が崇拝した。
 神が降臨し給う岩石信仰をそのまま継承して今日に及び、その起源は極めて古い。
 祭神の吉備津彦之命は孝霊天皇の皇子、崇神天皇の時、四道将軍の一人として大和朝廷に刃向かう吉備の国を攻め、吉備の冠者「温良」と戦い激戦の結果これを平定、以後この国を統治し、大氏神ととして岡山県吉備津神社に祀られる。これが当社の本社である。
 この時の戦いは後々桃太郎伝承として伝えられるが、当下津にも鬼が塚や鬼岩があって興味深い。
 鉄の神吉備津神社関係は全国に約五百社とされるが、奈良県内には当社ただひとつである。河内川の滝音響く本社は、下津里人の心の依り場として、その存在意義は極めて大である。

 『波多野村史』によれば、竜神が本来の神であり、村人が祭祀を怠ると、夜半に神前で鼓を打って警告を発すると云う。

岩の前の本殿

磐座


お姿
 下津集落はだいぶ奥の方だった。
 参道は茶畑に囲まれていた。気温が低い高地。
 巨大な磐座は圧巻。

山の神

お祭り
 10月 7日 例祭

参考 『平成祭礼データ』

大和の神々
神奈備にようこそ

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