九頭神社
奈良市下狭川町3 Google map

鳥居



交通案内
JR関西本線笠置駅下車 南西4kmの道沿い


祭神
天手力男命
摂社 御霊神社、宗像神社、金峰神社、白山神社、春日神社、天照皇大神社、春日神社、常陸神社


由緒
 創建年代は不詳。旧狭川指定村社。諸史料と伝承によると室町時代末期の建立とされている。
 社前説明では、「くず神は竜神として水を恵み、また農業の神として祭られたものと推定されている。」
 おそらくは山間部の川沿いの狭い土地、室町時代には少しは開けて来たのであろう、社殿が営まれたようだ。九頭大明神としては、この辺りの磐座や御旅所の田部神社に古代から連綿と祭られていたのであろう。

社殿の風景


 境内に長享三年(1489)の四角形の石燈籠がある。古社らしい。 本殿の周りに多くの摂社がある。左側は御霊神社、宗像神社、金峰神社、白山神社、右側には春日神社、天照皇大神社、春日神社、常陸神社と記されている。

長享三年の銘が刻まれた石燈籠

本殿

 御旅所が北500mに田部神社として鎮座している。

田部神社

お祭り
 10月17日 例祭
 三角とび、ピッピラなる芸能と翁舞いが奉納されるようだ。室町期の能面六面は講が保存していると言う。

参考 平成祭礼データCD、奈良県地名辞典 平凡社

大和の神々
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