人麿神社

奈良県橿原市地黄町445 mapfan

鳥居

交通案内

近鉄大阪線大和八木駅 西北西700m



祭神

柿本人麻呂朝臣

本殿




由緒

 葛城氏新庄町の柿本神社から分祀したと伝わる。

 『奈良県の地名』(平凡社)に、「神社南方地、地黄池(桜池)の傍らには若宮社と称する小祠がある。その西隣には浅草寺(聖観音宗)本尊があったと伝える観音堂があった。」とあり、『西国名所図会』には玉津島明神の祠ありと記す。

 人麻呂は万葉歌人で持統・文武朝に仕え、六位以下で舎人として出仕した。石見国で死没。刑死の説もある。
 長歌を中心に沈痛荘重で格調高い作風の歌人として万葉集中第一の叙情歌人で、後世山部赤人とともに歌聖と称えられ、三十六歌仙の一。

本殿

お姿

 本殿は一間社隅木入春日造・檜皮葺。康永四年(1345)の棟木銘がある。室町建築の優品。国重文。東面。

 境内には木々が多く、特に拝殿の前には神木がある。その横にも次の神木が準備されているようだ。

 『大和志』には、地黄村は薬草ジオウの産地と云う。『西国名所図会』には、当村は初めて古地黄を作り、上品を出せし故に名を付けじと云う。

神木


お祭り

 10月 17日 例祭
   かっては野上祭、墨付祭と賑やかに行われていた。


参考資料 『大和紀伊神社寺院大事典』、『平成CD』  

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