子部神社

奈良県橿原市飯高町372 mapfan

鳥居

交通案内

近鉄大阪線真菅駅 北 1200m



祭神

小子部命 配祀 武甕槌命、經津主命、天兒屋根命、姫大神、素盞嗚命、齋主神

拝殿




由緒

式内社に子部神社二座とある。当社の西50mにも子部神社(すがる神社)が鎮座、元々は一つの神社ではなかろうか。
 欽明天皇の時代、百済大寺が創建された際、当社の木を切り払って九重塔を建てたが、子部神が祟りをなし、堂塔を焼失させたと云う。

 雄略天皇が三諸岳の神を見たいとのことで、命を受けたスガルが大蛇を捕まえて来た。天皇は斎戒もせずに眺めた所、大蛇は雷のような音をたて、目は嚇々と輝いたので、恐れをなして目を覆い、殿中に隠れたと『日本書紀』にある。
 『日本霊異記』には、スガルが雷を捉えた話が載っている。この頃に、王権と地主神の力が拮抗から逆転に向かったのであろう。

本殿

お姿

 鳥居は西向き、社殿は南向き。遠目からでも巨木が見える。


お祭り

 10月 17日  例祭


子部神社(すがる神社) 奈良県橿原市飯高町376 its-mo



 祭神 小子部命


 由緒 軒の宮とも云う。鳥居はなく、先の子部神社の鳥居を出て真すぐに進む。三浦、戸田と家が並び、戸田家の西側に神社への狭い道がある。ここしか行けない。


 祭礼 10月 15日 秋季例祭

拝殿

本殿


参考資料 
『大和紀伊神社寺院大事典』、『式内社調査報告』、『平成CD』  

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