杵築神社

天理市南六条町374 ゼンリン

鳥居

交通案内

近鉄天理線二階堂駅北北東1.2km



祭神
素盞嗚命

拝殿


由緒

 石上神宮古記録に、「鎮守社牛頭天王社 末寺弁才天 蛇頭権現 三社権現」とある。
 当社の東側に釈迦如来坐像を本尊とする釈迦堂がある。明治初年の神仏分離で当社と場所を入れ替わったと言う。
 弁才天は市杵島神社、蛇頭権現は葛神社「竜頭大神」と三社大権現となっているが、どれがどれかは判らない。

 出雲大社が造営された頃は杵築宮と言われた。平安初期に出来たと言われる『先代旧事本紀』には、「建速素盞嗚尊は出雲の国の熊野・杵築の神の宮に坐す。」と書かれている。江戸時代の寛文六年(1666)には大己貴命に戻っている。従って寛文六年以前の勧請と言える。

本殿


お姿

 石灯籠には牛頭天皇とある。
 鳥居をくぐると広場、その向こうに拝殿が南面。本殿両側に摂社二祠。広場の東側にも一祠。
 境内両側は木々が多く、楠、杉、樫、桜など。
 実に雰囲気のいい神社だと思う。

本殿横の摂社

広場東側の摂社


お祭り
 10月 10日  例大祭

 参考 『奈良県史』社寺編

大和の神々
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