八王子神社

奈良県吉野郡吉野町菜摘169 地図


神社の景色


交通案内
近鉄吉野線大和上市駅からバス 菜摘下車


祭神
八王子ノ大神

拝殿を見上げる


由緒
 磐座祭祀の神社であり、古い時代からの祀りの場であったようだ。祭神の八王子ノ神については疫病は流行った時期にでも勧請されたものと思われる。

 菜摘と言うロマンな地名はやはり謡曲になっている。 「二人静」
 吉野勝手明神の神主は、お供えにする若菜摘みをある女に命じる。
 菜摘女が若菜を摘んでいる所に女が出現、「自分を回向して欲しい。」と言伝を頼んだ。
 驚いた菜摘女は、事の次第を神主に告げる。女は物に憑かれて、「自分は判官殿に仕えていた女だ。」と名乗った。
 即ち、静御前の霊であった。神主は舞を所望、また回向を約束。
 菜摘女が舞いを始めると静御前も出現、義経吉野落ち、鎌倉での埋を舞わされたことなどを語った。
 「しずやしず」の歌を歌って菜摘女の寄り添い共に舞う。

本殿


お姿
   磐座に加えて杉の巨木数本が朱色の社殿を美しく見せている。東向きに鎮座。
 拝殿前には「八王宮」の扁額が見える。本殿横に丸石が置かれている。


お祭り
例祭  11月 23日

参考書 『奈良県史 神社』『平成祭礼CD』


大和の神々
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