能登貴船神社
石川県鹿島郡中能登町徳丸カ31  its-mo

鳥居

交通案内
JR七尾線能登部駅下車北東へ5分


祭神
彌都波能賣神
配祀 高オカ神、闇オカ神
  摂社 市姫神社「市杵嶋姫命」



由緒
 祈雨社である。中能登町を走るJR七尾線の西側の低地には現在も溜め池が目立つが、50年ほど前には大きい湖であったようだ。七尾から和倉への間にも大きい湖が見える。近辺には大きい山がなく、山の貯水力に頼れない土地柄で、おそらくは渇水の危機を幾度か迎えたのであろう。いつの日にか、京都洛北の貴船神社の神々を勧請して祈雨を行ったのであろう。

 この地域は古来能登上布とよばれる織物の産地であった。現在は能登縮(ちぢみ)とも呼ばれる麻織物で、崇神天皇の皇女が能登に訪れた際に、地元の人たちに機織の技術を教えたことが起源とされ千数百年年の歴史がある。能登の気候が原材料である苧麻(ちょま)の生育に適していた。

社殿


お姿
 社殿は南東に面して鎮座しているようだ。この地域は山裾が南西−北東方向にあるので、ほとんどの道もその方向、従って神社の向きもそれに直角と言うこと。


お祭り
 12月25日 「あだけ祭」と呼ばれ、前夜に村人たちが集まって薪や藁を山積みにして火を放つ篝火神事がある。


ご神木のたぶの木


参考:『平成祭礼データCD』

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