茅渟神社
大阪府泉南市樽井5 mapfan

前景

鳥居 青いテントは正月の準備か?

交通

南海本線垂井駅 南西500m



祭神

正勝吾勝勝速日天忍穗耳命、天之菩卑能命、天津日子根命、活津日子根命、熊野久須毘命、多紀理毘賣命、市杵嶋比賣命、多岐都比賣命
配祀 神倭磐余比古命、蛭子神、菅原道眞


摂社 市杵嶋神社 市杵嶋比賣命



由緒

 創建年・由緒は詳かではないが、紀州街道に近く、当社も元は八王子社と呼ばれていたことから推測すると、熊野詣での頃に八王子として勧請されたようだ。

 明治末期に山之井神社「神倭磐余比古命、蛭子神」、市杵嶋神社「市杵嶋比賣命」を合祀した。

 社前掲示の歌 ただ頼め 神の御稜威の 尊としや やがて晴れゆく ちぬのあけぼの

拝殿

お姿

 すっきりした境内で東に朱の鳥居があり、南には石の鳥居がある。東の鳥居は摂社の市杵嶋神社の鳥居かも知れない。

 戦国時代の天正の兵戦(根来征伐)の折り、社殿が焼失し、その後豊臣秀吉の天下統一後に再建され、社殿の建築様式は桃山建築の様式を伝え現在に至っている。本殿は南面。

本殿

市杵嶋神社
 


お祭り

 10月 9〜10日 例祭

『平成祭礼データ』
茅渟神社 由緒書

 平安時代の熊野信仰が盛んとなった頃、熊野街道は、参詣道として、熊野権現を祭神とする王子社が多く建てられたが、当神社も元は八王子社といい、この頃の庶民の熊野信仰が、八王子権現を勧請して祀ったのが起源であろう。しかし天正の兵戦(根来征伐)で社殿が焼失し、その後豊臣秀吉の天下統一後に再建され、社殿の建築様式は桃山建築の様式を伝え現在に至っている。

 この八柱の神は、開運・厄除け・海上安全及び交通安全の守護神として厚く崇敬されている。さらに本殿には神倭磐余比古命・蛭子神・菅原道真公も奉斎され、特に蛭子神の戎信仰が古く、江戸時代には信達荘(泉南市全域)の戎さんとして大変賑わい、現在も「ちぬ戎」として地域の信仰が篤く多くの参詣者で賑わい、盛儀そのものである。

 又、末社の市杵嶋神社は、八王子社の末社で、八王子から下にあたるので「下ノ御前」と云われ創建は本社と同時期である。御祭神の市杵嶋毘賣命は天照大神の御子であり、皇孫瓊々杵命降臨に際し、「斎きまつれ」の神勅によって天孫降臨の道中の守護にあたった神で、子供を守る神、即ち、子守の守護神として尊崇されている。
以上

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