水若酢神社
隠岐郡五箇村大字郡723 mapfan

鳥居



二の鳥居

交通
西郷港 バス40分



祭神
水若酢命
配祀 鈴御前 中言神
摂社
 捧羽山神社「水若酢命」



神門



拝殿

由緒
 昔、兵火・水難にあい、旧記、古文書、社宝等殆ど失われたので由緒を詳にし難いが、延喜式には「隠岐国穏地郡水若酢神社名神大」と記され、国内帳には、「正四位上、水若酢明神、隠岐一宮」と見えている名社である。
 鎮座年代は僅かに残っている古文書には仁徳帝の御代とある。古来、五穀豊穣、海島守護の神として朝野の崇敬頗る篤い古社で、明治四年国幣中社に列せられた。

 水若酢神は山田川の水源の神、大峯の祭祀にかかわっている。
 『伊末自由来記』によると、奈賀命(中言神)は阿遅鋤高彦根命の御子で、丹波の須津首命の媛、須津姫を娶りて来島、この神は大いに農耕を勧め、各地の開墾、溜池の造成、漁船を造り、島民の生活を大いに向上させた。
 須津姫は鈴御前で、この地の巫女神である。


本殿


本殿

お姿
 今の御本殿は寛政七年(1795)の造営で建築の様式は大社造の変態と表され、隠岐国独特の様式で、俗に隠岐造と言われており、県指定文化財である。平面の形は神明造りに、屋根は大社造りに、向拝は春日造りに似ている点もあるが、隠岐造りと呼ばれる隠岐独特の造りで、簡素で素朴な美しさを持ち、しかし威厳と風格を醸し出している。
 本殿は南向きで屋根は切妻造り、茅葺きで高さ16mあり、鬼板についる菊の御神紋は直径33cmもある。
 以下略。


土俵


お祭り
 5月 3日 例大祭
 5月 3日(隔年) 例大祭 神幸祭 山曵神事 流鏑馬神

水若酢神社


 由緒書き
 主祭神 水若酢命
 配神 鈴御前・中言神
 神紋 菊
 例祭日 5月3日
 特殊神事 水若酢神社祭礼風流(県指定無形文化財 隔年毎偶数年斎行)
 由緒 御祭神水若酢命は海中より伊後の磯島に上られ、山を越えてこの里に入られ国土開発・北方防備の任に就かれた神と伝えられている。当社は昔火災・水害の難にあい、古文書・社宝等ほとんど失われた為、由緒は明らかではないが、延喜式神名帳に「隠岐国穏地郡水若酢命神社名神大」国内帳には、「正四位上、水若酢明神・隠岐一宮」と記されている古社である。鎮座年代は僅かに残っている古文書には、仁徳天皇又旧記には、崇神天皇の御代とあって古来五穀豊穣、海島守護・航海安全の神として朝野の崇敬篤く、明治4年国幣中社に列せられた神社である。
  以上

参考 『神国島根』、『式内社調査報告』

西日本神社一覧
神奈備にようこそに戻る
inserted by FC2 system