打上神社(高良神社)
大阪府寝屋川市打上元町38−1 
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二の鳥居と拝殿

交通案内
JR学園都市線 東寝屋川駅から東へ1kmほど登る。


祭神
武内宿禰
配祀 八大竜王、八幡大神
摂社 住吉社、稲荷社、神明社


由緒
 旧讃良郡に属し、江戸時代には交野郡に属していた。
 打上川沿いを含め、寝屋川氏には秦氏一族に因む地名や伝承地(伝秦川勝の墓)などが点在している。 『日本書紀欽明紀』には「河内国更荒郡のウ野邑の新羅人の先祖」とか、『姓氏録』に「宇努連、新羅皇子金庭興の後」など、後期の渡来系氏族の色濃い地域と言える。

 当社は江戸時代までは高良神社であった。高麗の訛であろうと推測されている。 筑後一の宮の高良大社や武蔵国の高麗神社などが知られているが、ほかに高来神社などが見える。越中国の高麗神社は五十猛命を祭神としている。

高良神社の碑

 当社の鎮座する丘陵上に石の宝殿・石の唐戸と呼ばれる横口式石槨が露出したものがある。七世紀頃のものとされる。玄室は高さ幅とも1mもなく、火葬の風習後の墓だろう。『河内国名所図絵』には金銅の壺内に白骨が収められていたとある。別所に再埋葬されたようだ。
 また、神社付近も古墳時代の遺跡が多いようだ。

本殿

石の宝殿


お姿
 明光寺側の旧道を歩くのがいい。直進気味に行くと袋小路の団地内に入り込む。
 参道を行くと谷間の向こうに神社が見える。途中の紅葉が見事。
 鳥居前に説明板、石の宝殿へはすぐ。
 神社本殿は警報装置がつけられているようで近づけない。



お祭り
 10月15日以前の日曜日 例祭


参考 『日本の神々』白水社、『大阪府の歴史散歩』山川出版社

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