阿麻氐留神社
対馬市美津島町小船越宇河岸川352番地 its-mo

一の鳥居、二の鳥居
  

交通案内
  対馬空港より小船越まではバスの便がある。バス停の近くの郵便局の隣。



祭神
天日神命

拝殿

由緒
 延喜式内社の阿麻留神社。
 天照る神を祀る。照日の神とも言う。対馬の天道童子信仰に関わる神社であり、天道童子の母は照日某の女で、朝日の光に感じて天童を身ごもったとしている。
 貞享三年(1686)の「神社誌」には、三所権現(神体は阿弥陀三体)を祀り、その中心は照日権現とある。

 対馬にはよく似た信仰として俗神「オヒデリ」がある。社殿もなく、神社の形式からはずれていたので、祭りもとだえ、名称が廃れかけた所が多いが、まさに日照の神である。

 『日本書紀』の顕宗天皇三年の条に、阿閇臣事代という者が、朝命により任那に使いし、対馬を通過した際、日神が人に著って託宣したもので、高皇産霊が天地を鎔造した功を称し、「磐余の田を以て、我が祖高皇産霊尊に献れ」とのたまう。対馬下県直、祠に待ふ。高皇産霊神の中央進出である。式内社の目原坐高御魂神社である。

本殿

お姿
 対馬東岸の三浦湾と西岸の浅海湾との間の幅の狭い鞍部が船越とよばれ、その名のごとく舟を曳いて越えた場所。その掘切の上に鎮座。ここから東西の海が見えるはず。神社は東面している。
 近辺の島には古墳がある。
 樫・椎の繁茂する神山を権現山と云う。本殿の背後の木は樹齢が長そうで、凄い雰囲気を醸し出している。



お祭り
2月 8日 〜 2月 9日  例大祭

参考 『日本の神々1』、『式内社調査報告』、『平成祭礼CD』

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