三重県桑名郡多度町大字小山1915 mapfan 交通案内
延喜式内社。多度町戸津の尾津神社また多度町御衣野鎮座の草薙神社も論社(式内社の候補社)である。 当地は倭建命が大和から東国へ東征の折り、尾津岬に立ち寄って、一振りの太刀を置いて旅だったと云う。
その後、帰途にこの地に立ち寄ったところ、松の木にかけておいた太刀が、そのまま残っているのを見て、感激、この辺りまで海であった。 倭建命はここへ戻った時には既に足を痛めており、杖をついていた。 式内社の論社はそれぞれ同じ由緒を持っている。当社の近辺は往古多度川が海にそそぐ海浜地帯であり、『景行紀』に見える、「尾津浜」、「尾津前」の地名は小山の尾津のうちにあたると考えられ、又、小山の地名は、小山連の氏族名からでたもので古い地名である。
参考 『平成祭礼データ』、『三重県神社誌』、『式内社調査報告』 |