魚見神社
三重県松阪市魚見町 mapfan

鳥居

交通案内
漕代駅北3km


祭神
豐玉彦命 配祀 豐玉姫命、月讀荒魂命、天之忍穗耳命、須佐之男命


由緒

 式内社の論社の一。 同名社は当社より北1kmの海よりの川島町に鎮座、しかし川島町は潮積の社との説があるようだ。
 式内社では二座とあり、月讀荒魂命、豐玉姫命、豐玉彦命の三座のうちの二座と見られている。 海を支配する神々を祀る神社であったことは確かだと言える。 『平成祭礼データ』によると、大国魂神社に合祀された魚見神社(天之忍穗耳命)、魚海神社(豐玉彦命)があり、再度分祀されたようだ。このようなケースが多いのは猛烈な合祀政策の歪みのようだ。
明治末期に大国魂神社に合祀されたが、昭和初期に分祀再興され、また昭和六十二年に再び大国魂神社に合祀されている。

  『倭姫命世記』また大若子命に「汝が国の名は何そ」と問ふと、「百張(ももはる)蘇我の国、五百枝刺(いほえさす)竹田の国」と申上げた。その処に(倭姫の)御櫛が落ちたので、その地を櫛田と名づけ、櫛田社を定められた。
 ここから御船に乗って幸行し、河後の江に到ると、魚が自然と寄り集って、御船に参ゐ乗った。倭姫命は、それを見て悦ばれ、魚見社を定められた。

本殿


お姿
 本殿は神明造。拝殿は瓦葺き、伊勢の神社は画一化されすぎて個性を失っているようだ。


お祭り
 3月11日 春季例祭  12月11日 秋季例祭

境内の磐座と木

参考 『式内社調査報告』

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