日吉神社
滋賀県長浜市高月町井口122 mapfan

社前の池


交通案内
 JR北陸本線高月駅 北北東 2.7km


祭神
 大山咋命
 摂社 井明神「井口大明神」、天満宮、稲荷神社

鳥居、拝殿


由緒

 新日吉・井口山王権現と称した。社伝によれば、文永七年(1270)蒲生郡渡江淵に大蛇が出現、夜ごとに人を害したので、近江守護佐々木頼綱らがこれを射殺、翌年近江国の大干魃時、大蛇の霊を祀れば潤雨ありとの夢告により、頼綱は国中の井頭に神霊(井口大明神)を祀らせた。当社もその一つ。

 当社の神宮寺であった円満寺は、己高山観音寺の別院で、当社の奉祀前から存在した。境内には寛喜三年(1231)に鋳造した銅鐘がある。

本殿


お姿
 池と鳥居との間に富永橋からの道が横切っている。 本殿の両側に、井明神などの摂社が鎮座している。
 県重文の本殿は、元文三年(1738)に再建されている。建物は外陣の正面一間通りを吹放しとし、柱上には内陣・外陣とも出組で蛇腹支輪を納め、格天井を張るなど外観、内部ともに仏堂風のの形式を採用している。蟇股には輪郭よりはみ出るほど動物の彫刻を施すなど派手な意匠を取り入れ、虹梁の絵様にも江戸中期の様式手法をよく示す。
 県下の数少ない入母屋造の本殿の中で、質的にも高く、向拝まで葺き下す葭葺の屋根がそのまま残る遺稿としても価値が高い。−滋賀県教育委員会−

己高山観音寺と井神社


お祭り
  4月 14日 例祭

参考 『寺院神社大辞典』 、『平成祭礼データ』

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