鬼室神社
滋賀県東近江市日野町小野(コノ)20 ゼンリン
鳥居
交通案内
近江鉄道桜川駅 バス原行き 桜谷小学校前下車
祭神
鬼室集斯
社殿
由緒
明治以前は不動明王を安置する不動堂、明治維新以後西宮神社として訶遇突智命を祭神としていた。昭和三〇年に鬼室神社と改称、鬼室集斯を祀った。
鬼室集斯は『日本書記』天智天皇八年(669)「佐平余自信、佐平鬼室集斯等男女七百余人を以て近江国蒲生郡に居く。」とある。鬼室集斯の墓と称する石柱が本殿背後の石祠の中に納められていると言う。石柱は元々何も掘られていなかったが、いつの間にか正面に鬼室集斯墓との銘文がある。文化三年(1806)頃のどうやら郷土史に興味を持つ開業医の仕業のようだ。
それ以前には人魚の墓とされていたようだ。『日本書紀』推古天皇二十七年(618)「近江国言さく、蒲生河に物あり、其の形人の如し」とあり、これに比定されていたようだ。鬼室集斯とは一切関係のない神社である。
小野の天神社「少彦名神」の摂社となっている。
鬼室集斯の墓とされる石祠
お姿
バスが辛うじて通れる道沿いに鬼室神社の石碑がたっている。結構韓国人の見学者が多いようで、神社の由緒説明にもハングルが記載されている。
この種のものは作ってしまった方が勝ちで、「火のない所に煙りは立たず」でいかにも信憑性を益してくるもの。
境内に石祠の中の石柱の写真があった
お祭り
11月 8日 鬼室祭
参考 『平成祭礼データ』、『寺院神社大事典 近江・若狭・越前』、『日本の神々』
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