松尾神社
滋賀県東近江市八日市松尾町3-13 mapfan

鳥居


交通案内
近江鉄道八日市駅 北西へ50m


祭神
大山咋命 配祀 市杵嶋姫命

拝殿


由緒

 文徳天皇の時代に建御雷神を勧請して祀ったとの伝承が残っているが、瓦屋寺の別院として建立されたとの伝承もあり、よく判らない。

 境内には旧尊勝寺庭園がある。桃山時代の枯山水で、庭は石組みだけからなり、鶴島、亀島を一枚の大石の橋でつないでいる。

 境内の庭園の説明
 桃山時代初期の作庭で寺院又は武家屋敷の書院に面した庭園遺稿である。
 山際に多数の石組を建てた豪放なものは蓬莱石組、中央部一群の石組は須弥山や鶴亀島の形態を整え、武家好みの力強さが感じられる。
 松尾神社蔵の嘉吉四年(1444)の古文書によると、この地に瓦屋寺別院延命山尊勝寺という東大寺所属の寺があり、松尾神社はその鎮守であったと考えられる。
 永禄九年(1566)奈良興福寺一剰院に隠れていた足利義昭が近江の佐々木義賢を頼ったことがあり、将軍を迎えるためにこの庭を造ったのではないかと言われている。
 これは越前の朝倉義景が自分の居城である一乗谷に足利義昭を迎えた時に造った庭園と時期、様式的に似ていることからの類推と思われる。
 昭和四六年五月二〇日に八日市市の文化財に指定された。

本殿


お姿
 駅の出口は東側にある。北へ行き、最初の道で線路を渡ると鳥居が見える。道路と鳥居の雰囲気は京の松尾大社の雰囲気に似ているようだ。
 拝殿の南側に庭園が目に入る。見事な石造の庭である。

庭園

巨石の上の金比羅社

お祭り
  4月 第三日曜日

参考 『滋賀県の歴史散歩』、『平成祭礼データ』

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