大炊神社
滋賀県高島市音羽65 mapfan

鳥居と拝殿


交通案内
JR湖西線高島駅 北西 1km


祭神
 不明

本殿の覆殿と摂社


由緒

  水尾神社の大炊殿の跡と伝えられている。後に継体天皇と呼ばれた大迹命の誕生の地であり、母親の振姫が御所を置いて産所としたのが三尾神社旧址であろうし、そのための大炊殿であったのかも知れない。

 三尾氏は継体天皇の二人の妃を出した名家であるが、『天武天皇元年紀』によれば、「壬申の乱で大海人皇子(天武天皇)軍の一部に三尾城を攻め落とされている。」この時以来三尾氏の消息はない。なお、越前にも三尾氏がいたようであるが、ここでは近江の三尾氏と見ている。

 『猿田彦と秦氏の謎』(清川理一郎著)によると、水尾神社には猿田彦が伝えた天成神道なるものが伝わっていたと言う。天成神道とは秀真伝(ホツマツタエ)のことのようで、吉備真備もこの地でホツマを読み、研究したとされ、安曇川町に陵跡が残っていると言う。

本殿


お姿
 神社の横から比良登山のコースがある。
 社頭の石灯籠は大きい。そこに長谷寺との矢印がある。 東向きに鎮座、南側に白道山長谷寺があり、聖徳太子や薬師を祭っているお堂が並んでいる。

 高島駅は湖岸に近く、勝野と言う地である。歌枕では香取浦と言う。
 巻七 何処にか舟(ふな)乗りしけむ高島の香取の浦ゆ榜ぎ出来し船 (一一七二)
 巻九 大船の香取の海にいかり下ろし如何なる人か物思(も)はざらむ (二四三六)

長谷寺


お祭り
  不明

  参考 『猿田彦と秦氏の謎』清川理一郎著 、『平成祭礼データ』

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