生島神社
兵庫県尼崎市栗山町2-24-33  mapfan

鳥居

交通

JR立花駅 北1,500m



祭神

生國魂大神、咲國魂大神、天照大神、伊邪那岐命、伊邪那美命 合祀 素佐男神、八幡大神

摂社
生島弁財天社「市杵嶋姫命」
生島稲荷社「宇迦之御魂大神」
生島大師堂「弘法大師像、不動尊像」

由緒

 生島神、足島神は生国魂大神、咲国魂大神とも申し、伊邪那岐命、伊邪那美命の御子で、大八洲の御霊。大地と生命の営みを続けている一切を守護する大神。

 鎮座地の立花地区の上ノ島・栗山・大西・三反田の四町はその昔、生島と呼ばれ、天長七年(830)に朝廷によって開発されたところです。康治元年(1142)には、開発領主であった源実国の子孫が、この生島庄に当たる場所を時の関白・藤原忠通に寄進しました。同じ頃、僧澄海が大般若経を『生島大明神』に献じたと伝えられています。これが文献上の初見。

 寡聞ではありますが、摂津国東生郡の式内大社である難波坐生國咲國魂神社(二座)に関する説明などには当社を元社とする話は紹介されていないようだ。



二の鳥居と拝殿



本殿

お姿

 拝殿の前にしだれ桜が寄贈されて植えられている。右近の桜、左近の桜であり、せっかくの「立花」地域の名が泣いている気分。 JR立花駅から一本しか道を歩いていないが、およそタチバナの地名と他の地域との違いは感じられない。せめて、生島神社に一本でも橘の木が植えられておれば、何となく気が済んだ所。それでも生島神社の存在がタチバナの地名を語っているとも言えようか。生國魂大神と咲國魂大神、それぞれ常世の国からの来訪神と云うこと。
 朱塗りの本殿は木々と竹藪に埋もれて見えにくいが、それだけに神々しい。



社殿


お祭り
10月14日 例祭
 

参考 生島神社略誌

 平成祭礼データから 

 創立は仁徳天皇の御代と伝えられ、社伝によれば人皇第十六代仁徳天皇当地方に行幸のみぎり、生島巫神を鎮め給ひ、其の後天皇都を高津(大阪)に遷されるや、当生島巫神を大阪の庄石山崎(現在の大阪城附近)に遷座せられ、爾後生島庄栗山村に生島巫神の別霊を祭祀、一祠を存続せられたと、今尚当地に於ては、大阪生国魂神社より、其の創祀古しと伝え、信じられている。この事柄は「三代実録、摂津志」に明記せられて居り、明治維新迄は、生島明神、生島弁財天の称を以って知られ、生島宮寺を廃し、生島神社と改め、明治六年八月郷社に列せらる。

 大正三年六月二十七日生島庄の内上ノ島村々社須佐男神社を合祀、同年七月一日同じく大西村々社熊野神社合祀、大正四年十二月九日同じく三反田村々社八幡神社を合祀して現在に至る。

兵庫県神社一覧
神奈備にようこそに戻る
inserted by FC2 system