泉殿宮(いずどの)
大阪府吹田市西之庄町10-1



一の鳥居

交通

阪急千里線吹田駅東側 北5分



祭神
建速須佐之男大神、宇迦之御魂大神
 配祀  住吉大神、春日大神
摂社 大の樹神社 など

摂社
不動社ほか

社殿風景

由緒

 貞観十一(869)年、素盞嗚尊を播磨廣峰神社から京の八坂神社への勧請の途中、久しい旱魃のおりであったので、当地に迎え祀ったのが創始と伝わる。

 当地では泉が所々に湧き出し、その泉を大切なものとしてその霊を齋祀って来たのが創祀であったものと思われる。 「神様のくれた水」に感謝しつつ、泉周辺を聖地とすることによって、泉が涸れない様な現実的な配慮もあったのだろう。

 朝日ビールの工場が隣で操業している。明治22年泉霊水をドイツに送ってビール醸造に適しているとの鑑定を受け、東洋初の醸造工場が造られた。
 戦後、千里ニュータウンの造成を始め、近隣の田畑は住宅地に変わり、名神高速、新幹線と、水脈を変えてしまったようで、泉からは水が湧き出していない。 神社の説明では、上下水道の普及を見届け、水脈は地中深くに隠れ、またことがあれば現れるとの説明であった。

泉の跡

お姿

   町中の割には広い境内の清々しい社域であった。 社殿隣には千里会場で行われた万国博の間、地主神を鎮めた柱が立っていた。


お祭り



 5月 2日、3日 春季例祭

由緒
往古、五穀の守護神宇迦之御魂神を祀る。貞観十一年(八六九年)、当地久しく旱魃、庶民悉く枯渇と疫病に苦しむ。建速須佐之男神を相殿に勧請し厚く雨を祈る。忽然として境内土中より清泉湧漲し、慈雨沛然として、人々渇を免がれ田畑に灌水するを得たり。社殿傍なる「泉殿霊泉」は往時の遺構と伝え、雨乞霊験灼かに、また難病治癒に不思議の神水と、昔より「恵みの神厄除開運諸願成就の守護神」として遠近の崇敬を鍾む。神崎川畔吹田殿跡の神木「大の木」の樹麓なる当宮御旅所への雄大豪華な神幸渡御祭を始め夏祭礼お水まつり、節分厄除大祭、だんじり恵比寿祭等、其々の由緒を以て盛大に執り行われ数多くの参拝者で賑わう。
以上

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