九頭神社(九頭大明神)
兵庫県川西市東多田2字宮ノ東50番地mapfan

鳥居から境内を

交通

能勢電鉄 鼓滝駅 東 400 北へ



祭神

九頭大明神


由緒

 境内表示板から
 清和源氏の祖源満仲公が天禄元年(970)摂津の国守に任ぜられたとき、住吉大神のお告げによって矢を放ちました。矢は 五月山の西北にある河水をたたえた湖に光を放って落ち、その湖の主として住む雄雌二頭の竜の内一頭に当たりました。一頭はこの地で死に、一頭は山を突き破り、湖水は鼓を打つような音をたてて滝となって流れ出ました。湖水の水はひき多くの田畑が出ました。村人等は九頭竜のお陰で田畑のひらかれたのを感謝し、九頭明神とあがめおまつりしたのがこのお社です。

 御神体の御霊は、九ッの霊石をお祀りして首から上の病にきく神として信仰され頭痛歯痛眼の病等の平癒にきくと伝えられ最近は人知れずこっそりと頭のよくなるようにと祈る若者たちのおまいりも多いようです。

 九頭竜の ありがたや 願いをここに 神の霊験 あらたなりけり

  附
 突き破って逃げた一頭は小戸神社の境内に白竜社としてまつられています。また対岸の部落は矢問といいますが満仲公が放たれた矢を問いながら訪ねてこられたので矢問と名付けられました。
            福本賀弘氏の記

覆殿 この中に祠が鎮座


 清和天皇の三世孫の満仲の子の頼光から多田源氏、また満仲の子の頼信の孫が源義家、七世孫に頼朝、義経らがいる。

お姿

 神社は住宅地の一角にかろうじて残っている。隣接はしていないが東に上池、下池と二つの池がある。これが二頭の竜であろうか。


 矢問に神社がある。期待していたが、八幡神社、やはり源氏。

矢問の八幡神社 its-mo


お祭り
  

参考 多田満中について  弓矢の名手 by 2002.Ehime University Library

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