若山神社
大阪府三島郡島本町広瀬 mapfan

社殿

交通

阪急水無瀬駅 北2km



祭神


素盞嗚尊
摂社 小烏神社「素盞嗚尊」、厳島神社、多くの稲荷神社



小烏神社
 


由緒

 大宝元年(701年)僧行基が勅命によって創建したと伝わる古社である。行基は22社を建立した内の1とされる。

 広瀬神祠と小烏祠を上の宮、下の宮とよんでいた。

 楠木正成正行親子の別れの「青葉しげれる桜井の里」は淀川と当神社の間に位置し、その際に代参が遣わされたと社伝に残る。 明治の神仏分離時、西八王子社、牛頭天王社の名を若山神社と改称した。 『若山神社誌』が発行されている。水無瀬神宮の水無瀬家の支配下ではないことを主張している。社に伝わる文書を返還するように裁判を起こしていたようだ。

 さて、東八王子社または東天王社に当たる神社はどこだろうかと探して見たが、天王山の東側の方の字天王には自玉手祭来酒解神社が鎮座しているが、 現在の祭神は大山祇神のみとなっている。この神社は元々天神八王子社だったので牛頭天王も祭神にあるはず。

 聖徳太子七歳の像(貞観時代のもの、9世紀中期)は社宝。



拝殿

お姿

 島本町の役場の前の道をひたすら北へ登る。 名神高速の下をくぐって、若山台の団地を東にみて歩く。 鳥居からもだいぶ登りであり、途中に摂社の小烏神社がみえる。 神社は中腹の広場に東向きで鎮座、三川合流の景色が見える。 木津川、淀川、桂川の合流で、三川合流とは世界的に珍しいとのこと。

 付近一帯はツブラジイの林で、このシイ林をカシ林が取り囲んでいるような植生である。『大阪府全志』では次のように表現している。
 千年の老樹枝を交へ鬱蒼として社頭を覆ひ、又眸嘱に富み澱江を隔てて北河内の風光を双眸に収むるを得。



本殿



三川合流


お祭り

   5月  5日  例祭

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