熊野神社
神戸市中央区中山手通7-28-30 its-mo



鳥居

交通

地下鉄大倉山駅 北600m



祭神
伊弉諾尊、伊弉冉尊

由緒
 八部郡の宇治郷に鎮座、宇治物部の建立によると、神社説明にあるのだが、物部氏で九州からやって来た支族に”宇治”と云うのは承知していない。しかし、姓氏録には宇治宿禰(饒速日命六世孫伊香我色雄命の後)などと物部と宇治とのつながりが示されている。
 山城国宇治に岩屋神社が鎮座、饒速日尊を祭神としている。


拝殿


本殿

お姿
 
 石段を登れば二の鳥居があり、拝殿が鎮座。 摂社に熊高稲荷神社が鎮座、この辺りの神社は摂社に稲荷社が多いようだ。


熊高稲荷神社


お祭り

 夏祭 7月 6日  例祭 10月第3土曜日と翌日

『平成祭礼データ』

 

  御由緒

 遠い昔宇治物部(もののべ)族の創建で平安朝時代福原に遷都の際、五条大納言藤原邦綱これを再建したとの伝称がある。降って延宝三年の石灯篭があったのであるが、現存の石鳥居には元禄三年の銘があり、正徳元年から明治初年に至る社寺改帳には境内地五反三畝二十二歩古来余地とある。
 宇治野山附近は奈良朝時代天平十九年大和法隆寺流記資材帳に「摂津国雄伴(おほとも)郡宇治郷」とあり同時代の条里図にも記され古くから開発せられていた事がわかる。
 五条大納言邦綱の宇治新亭を花亭とも称し、治承四年十一月二十三日安徳天皇が行幸されたと吉田経義の古記に記されている。
 享保年間の摂津志には「宇治野渓ノ源ハ宇治野山中ヨリ走水ヲ歴テ海ニ注グ」とあり豊臣秀吉の直轄領から戸田青山領となり、更に土井大炊頭の所領と改って明治維新に至ったが村高は一七〇石であった。
  以上

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