御座石神社
茅野市ちの字御座石5307  mapfan

鳥居

交通

茅野駅 東2km



祭神

高志沼河姫神


由緒
 高志沼河姫が高志(越)の国から鹿に乗って大門峠を越えて来たので、御座石に鹿の足跡が残ると言う。
 祭神が建御名方神の母親であり、女神であるので御柱を立てず、曳いてきた木で古式の鳥居を立て替える。黒丸大鳥居と呼ばれる。松の丸太である。
 柱は男の象徴であるならば、鳥居は女の象徴となるが、これは全国区に通用するお話だろうか。

 高志沼河姫は翡翠の女王であり、大国主との間に諏訪大神である建御名方を産んだとされる。大国主が出雲へ帰る際、同行を拒否、建御名方と共に越に留まった。翡翠は糸魚川沿いに産出したのであるが、これはフォッサマグナ上で、西日本島と東日本島とが衝突して出来た活断層である。縄文時代の翡翠の流通は三内丸山遺跡から出雲大社まで広く分布しており、この神秘的な光は王の霊力の根元となったのであろう。


黒鳥居


拝殿

お姿 

 茅野駅から東へどんどん行くと遠くに森が見える。これが当神社である。平地に鎮座。境内に石や石の道祖神、石仏が目立つようだ。
 穂掛石なる石は、矢ヶ崎村七石の一つ、田の中にあって稲の穂を掛けたのが名前の由来だそうだ。


鹿の足跡が残る石


お祭り

  4月 27日 例大祭


拝殿と本殿


『日本の神々9』、『平成祭礼データ』、『お諏訪さま』勉誠出版

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