葛井神社
茅野市ちの字九頭井414  googlemap

鳥居


交通

JR茅野駅 北西1.3km



祭神

槻井泉神 合祀 千鹿頭神、譽田別尊


由緒
 池が信仰の対象であったが、宮を建てて「楠井大明神」、「九頭井明神」と称した。
 上社の年中行事の最後を飾る「葛井の御手倉送り神事」が行われてきた。大晦日に前宮の御室の儀式を終えたあと、その年の神事の用いた幣帛・榊・柳の枝・柏の葉などをいったん御宝殿に納めてとり鎮め、机飯一膳をそえて葛井神社に送り、寅の刻に御室の「みあかし」を合図に境内の葛井池に投下する。これらの幣帛は翌朝、遠州の「さなぎの池」に浮き上がると伝えられていた。さなぎとは銅鐸のこととされている。諏訪大社には鉄鐸も伝わっており、文化交流が深かった標しであろう。
 「さなぎの池」の池の候補地は、静岡県浜岡町の桜ケ池の可能性が高いと言う。


拝殿

 

お姿 

 諏訪神を祀る大祝が職位の際に行う十三社参りの一つの神社となっていた。
 この池には片目の魚がいて池の主であり、とれば祟りがあって死ぬと伝えられていた。この片目とは一目のことで、金属精錬の神の存在を思わす。建御名方は南方であり、上社は現に南宮と呼ばれていたと言う。製鉄炉には四本の押立柱を立てる。南側には金子屋神が祀られるが、これが南方の神である。

 社域はさっぱりとした雰囲気であるが、シロヤナギ、エゾノキ、ケヤキなどの樹種があり、風趣を残している。


池と本殿


お祭り

   9月 27日   例祭


津島牛頭天王の石碑 弥五郎殿、居森殿


参考『日本の神々9』、『平成祭礼データ』

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