喜多八幡宮
島根県大田市大田町大田2743(神西山)

交通案内
JR 大田市駅 東へ0.7km mapfan

祭神
譽田別命、息長帶姫命、武内宿禰命
合祀 須佐之男命、大田彦命、大田姫命

鳥居

由緒 『日本の神々7』から
 安濃郡邑陀郷を拓いた大田彦命を地主神社に祭り、須佐之男命を来成神社(きなし)に祭っていたところへ、 延暦年間に宇佐八幡宮を勧請し、これを本社とし、地主神社、来成神社を境内社としたと云う。
『神国島根』では来成神社は境外摂社としている。 おそらく後述の荒神祠のことであろう。

地主神社(右端)


 社地に「おんごく」(御御供)と云う真名井があり、背後の飯盛山から神西山にかけて巨人伝説や古代の遺跡があり、土師器などが発掘されている。
 祭礼で、神職は4km北の百済海岸で潮垢離をし、前日には境外社の荒神祠に七五三の注連縄を張り、青柴で飾り立て、神馬を一頭、百済海岸に連れていって海に入れたあと、ここで籠もらせる。 これうぃ「一夜籠もり」という。祭礼はまだまだ続くのであるが、社記に次のような話がある。

天王神社


 太古、須佐之男命の一行は朝鮮半島からの帰途、五十猛海岸に上がり、現在の神別れ坂で他の神々と別れたあと、須佐之男命は更に東へ進んで百済海岸に上陸、そこから大田に至って土地を拓き、農業、殖産につとめた。この命を祭ったのか来成神社である。」

八幡社本殿

お姿
 神奈備山を背に鎮座、木々が多い緑の豊かな神社。長い松葉が3本ずつのダイオウマツがあるらしい。 摂社の祠も多い。地主神社はあったのだが、来成神社は未確認、天王社が鎮座、祭神は素盞嗚尊であった。

お祭り

例祭  10月14日、15日
 喜多八幡宮の大祭(10月15日)に獅子舞を先頭に大幟、負幟、持幟、高野聖、花駕籠、曳き馬などが行列をつくって町廻りをする。


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