長浜神社
出雲市西園町4258 its-mo

鳥居

交通
JR出雲大社駅 北東3km



祭神
八束水臣津野命 配祀 布帝耳命、淤美豆奴命


由緒
 出雲郡の式内社出雲神社の論社の一。出雲神社だったとすればここに同社韓國伊大神社が鎮座しているか、摂社にあるはずだが今回は見あたらなかった。出雲神社の創建は和銅三年以前。
 『出雲国風土記』によると、八束水臣津野命、詔りたまひしく、「八雲立つ出雲の国は、狭布の稚国なるかも。初国小さく作らせり。故、作り縫はな」と詔りたまひて、「栲衾志羅紀の三埼を、国の余りありやと見れば、国の余りあり」との胸取らして、大魚の支太衝き別けて、波多須々支穂振り別けて、三身の網打ち挂けて、霜黒葛闇耶闇耶(シモツヅラクルヤクルヤ)に、河船の毛曽呂毛曽呂(モソロモソロ)に、「国来、国来(クニコ、クニコ)」と引き来縫へる国は、去豆の折絶よりして、八穂米支豆支(ヤホシネキヅキ)の御埼なり。かくて堅め立てし加志は、石見国と出雲国との堺なる、名は佐比売山、是なり。亦、持ち引ける綱は、薗の長浜、是なり。

 式内社の出雲神社の論社は出雲大社の本殿の後に鎮座する素鵞神社と平田市別所町の諏訪神社が論社である。

 通称は妙見神社、鎮座地は妙見山。


神門と拝殿

お姿
 『出雲国風土記』によると、長浜の地は国引きの綱より成れる薗の長浜であり、地勢とは砂丘が続き、松原が青くつならる地で、当社はその一端をなす妙見山に鎮座、樹木鬱蒼として古社の趣が十分に伝わってくる。


本殿


お祭り
 10月 13日  例祭


要石・夫婦石

 参考 『長浜神社由緒』、『神国島根』、『平成祭礼CD』

長浜神社 公式
出雲石見の五十猛命
五十猛命ホームページ
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