迩幣姫神社(にべひめ)・土江神社
島根県大田市長久町土江1

交通案内
JR 静間駅 東北へ1.5km its-mo

祭神
埴夜須毘賣神
 配祀 大屋津比賣神、抓津比賣神、大物主神、保食神、土御祖神、大年神、大山祇神

鳥居

由緒
 石見國安濃郡の式内社迩幣姫神社の論社。『式内社調査報告』21巻では、論社の大田市三瓶町池田の同名社は厳島大明神であり、池田の迩幣姫神社を以て式内社とする説は皆無としている。池田の迩幣姫神社の鎮座する浮布池には、姫と大蛇の伝説が残っており、稲田姫と八岐大蛇の話の一つであったのかも知れない。

 『神国島根』によれば、土江の迩幣姫神社は神代より此処に鎮座する土神であり、地名の土江と社名とは縁故があるとする。

 祭神については異論が多いようで、『延喜式頭注抄』と云う偽書では「大屋姫命、抓津姫命」としているようで、これを受けて明治七年の上申書には「大屋姫命、抓津姫命」と報告されていると、『式内社調査報告』21巻に桜井貞光氏は書いておられる。
 大屋姫命、抓津姫命は素盞嗚尊の御子神で五十猛命の妹神達であり、この三神の木種を播いた伝承の神々であり、当地付近にはこの三神の上陸・開拓伝承や、三神を祭る神社が点在しており、自然に受け止められたのであろう。

社殿

お姿
 平坦な地に鎮座、すがすがしさを感じさせる神社である。

お祭り

例祭  4月21日、22日(神楽の奉納)
 土江の「子ども神楽」は 子ども神楽 を参照して下さい。


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