下里神社
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町下里123 niftymap

東向きの鳥居


交通案内
紀勢線下里駅 北西500m



祭神
建御名方神
 合祀 譽田別命、青彦命、豐宇氣毘賣命、市杵嶋姫命、健角身命、表筒男命、中筒男命、底筒男命、火産靈命、大屋姫命


境内社 下里護國神社「護國の英靈」



由緒
 永禄八年(1565)創建と言う。
 元諏訪神社と称し、宝暦十一年(1761)に大洪水でナガされ、後に現在地に鎮座した。明治四十三年、近隣地域の九社を合祀し、社名を下里神社と改めた。
 近隣の旧村は、五村で、『紀伊続風土記』には、以下のように出ている。
牟婁郡大田荘
 八尺鏡野村 八咫宮 村中にあり 一村の氏神なり 八咫烏を祭るといふ 八咫烏は熊野に縁あれども八尺鏡を祭れることを伝え誤りならむ。(八咫烏神社) 
 粉白村 小祠一社。(若宮神社、秋葉神社、姫宮神社)
 下里村 小祠二社。(八幡神社、明神社、稲荷神社)
 高芝村。(住吉神社、厳島神社)
 天満村 村中に天満宮あり。(天神社)
 さて、祭神末席の大屋姫命の名は『和歌山県神社誌』には記載がない、『平成祭りCD』には載っている祭神であり、どの村から勧請されたのか不明だが、姫宮神社がそれらしい。



お姿
 42号線に面している。木々が多く、朱の本殿は流造、バンガロウのように見える。その前に鈴門。

拝殿

本殿



お祭り
2月  11日 御弓祭
11月  15日 秋季例大祭

全景

紀伊續風土記 巻之七十一 牟婁郡 大田荘


粉白村

○小祠一社

高芝村

八尺鏡野村

○八咫宮
村中にあり 一村の氏神なり 八咫烏を祭るといふ 八咫烏は熊野に縁あれとも村に因る時は八尺鏡を祭れる事を伝へ誤りしならむ

下里村

○小祠二社

天満村

村中に天満宮あるより村名起これり

明治四三年上記五村の九社を合祀し社名を下里神社と改称する。



下里古墳 場所

 当町にある古墳。和歌山県南部では唯一で、和歌山県で最古の前方後円墳とされる。国の史跡に指定されている。 4世紀末から5世紀初めの造営とされる。河内に王権ができた頃。
 全長40m、高さ2.75m。後円部直径22m、 前方部は削平されている。竪穴式石室があり、石室からはさまざまな物品が出土。ガラス碧玉、碧玉製管玉、鉄剣片が出土。古墳は巾およそ5mの濠によって囲まれている。

前方部から後円部を見る。

和歌山県神社誌(和歌山県神社庁)


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