高皇産神社
兵庫県川辺郡猪名川町北田原字上山31 nifty

鳥居



交通案内
 日生中央駅よりバス 北田原下車北東200m



祭神
 高皇産靈神

 摂社
 皇大神社「天照大御神」
 出雲神社「大國主命」
 恵比須神社「蛭兒神」
 戸隠神社「天手力雄命」
 愛宕神社「火之迦具土神」
 天満神社「菅原道眞」
 九頭社(渡津社)「五十猛神 御別名渡津神」
 稲荷神社「宇迦之御魂神」

拝殿



由緒
  『日本書紀神代上一書第四』と『古事記』は、高天原においでになる神の名を天御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神というとある。産霊(ムスヒ)とは、生産を意味するムスと神霊を表すヒと言う語を結びつけたもの。
 特に、高皇産霊神は皇祖として天照大神より上位に座す神とされる。

 当地に高皇産霊神を祭る当社が鎮座した謂われや時期は不明。

 摂社に九頭社が鎮座、亦の名を渡津社と言い、祭神は五十猛神であり、別名を渡津神と言うとある。佐渡に式内の渡津神社が鎮座、祭神を五十猛神としており、『播磨国風土記』飾磨郡因達里の条に、「息長帯比売命が韓国を平定しようと思って御渡海なされた時、御船前の伊太の神がこの処においでになる。」と言われたとあり、五十猛神は渡津神として古くから崇拝されていたものと思われる。

 九頭社と渡津社との関連はよくわからない。

本殿



お姿
 南面して鎮座。山の中腹に鎮座、石段を100段ほど登る。
 本殿は覆殿と思われる。中は見えない。
 境内は杉、檜、楓などの木々が多い。また境内は綺麗に掃き清められていた。
 摂社のうち、先に記述した七社は西側に東面して鎮座。

九頭社


 一対の石灯籠は足下が狛犬になっている。珍しい狛犬というべきか。

灯籠形狛犬
 


お祭り
例祭 高皇産神社  10月17日   九頭社 3月 3日

平成祭礼データから

 天地が初めて開けたばかりの頃、高天原に最初にお生れになった神は天御中主神で、次に高御産巣日神(高皇産霊神)、その次に神産巣日神がお生れのなった。この三柱の神はみな独り神で姿をお隠しになった。と古事記はこうした書き出しで原古の神々の出現を物語る。この三柱はこれから次々と始まる宇宙の創成の原動力となり世の中にありとあらゆる事物は、皆この神の産霊(ムスビ)によって成りいずるもので根本的な神霊であるとし、この三柱の神を造化の三神と申し上げてきた。天地すべての物を造り育てた産霊の神、造化の神として仰ぎまつり当神社に御奉齋します。
以上
 

『平成祭礼CD』『社頭掲示』

平成22年 10月 6日


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