大與比神社
兵庫県養父市関宮町三宅392-1 mapion

鳥居と社域

交通案内
山陰線八鹿駅 鉢高原、村岡町行きバス 三宅下車西へ300m


祭神
葺不合尊、彦大大出見尊、玉依姫命、木花咲耶姫命(平成祭礼データ)

創立時点では大屋彦命(兵庫県神社誌)


摂社
稲荷神社「稲倉魂神」


由緒(平成祭礼データ)
 祭神大屋彦命と伝へ天日槍命と伝へて所伝區々なれども現在は葺不合尊以下を祀れり
創立は大屋彦命となす
推古天皇十五年冬十月三宅首が其祖神を祀りしものと云ふ
延喜式の制小社に列し、明治維新前須田の庄総一の宮と称したり。


三宅首
 『新撰姓氏録』は畿内の貴族豪族の素性をおそらくは自己申告で書かせたものを収録したのであろうが、 三宅連の祖神としては天日鉾の名前しか出てこない。 当地は但馬国であり、畿内ではないのであるが、上記由緒でも「大屋彦命と伝へ天日槍命と伝へ」と混乱が見られる。 これは共に新羅国からの渡来神と見なされていたことによるのだろう。

 ここ養父郡の養父神社には大屋彦神亦の名五十猛命は牛取引の神として祀られていたことが『延喜式』に見える。 また、当神社の北西方向にあたる妙見山に鎮座する三重の塔で有名な名草神社の創建に紀氏がかかわり、五十猛命を祭神とするとの説もあるようで、 五十猛命の色濃い地域である。 関宮町から琴引峠を越えると大屋町があり、やはり大屋彦神を祭神とする説のある御井神社が鎮座している。


覆殿中の柿葺流造一間屋の本殿と磐座


お姿
  背後の山を地元では「おおよい山」と言うそうだ。神社名とも大屋からの転訛と思われる。 鎮座は旧街道に面して鳥居が建ち、数十m参道を入ると随身門、拝殿、本殿、背後の磐座と続く。磐座は巨石が山壁となっている状態で、その表面が顔を出している状態、突出している訳ではない。
 古代からの聖地の磐座の前に社殿を建てたようだ。


本殿と磐座


お祭り
 秋季例大祭 10月第一土曜日 秋祭

 


神社本庁 『平成祭礼データCD』,『式内社調査報告19』

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