養父神社
兵庫県養父市養父町市場宮ノ谷827-3 mapfan


交通案内
JR山陰線養父駅 線路沿いに北2km

祭神
倉稻魂命  米麦 養蚕 牛馬  に秀でた神
少彦名命  薬草 治病     に秀でた神
大己貴命  国土開発、統治   に秀でた神
谿羽道主命 国民生活の安定の方途に秀でた神
船帆足尼命 地方政治      に秀でた神

摂社 五社神社  天熊大人神、天照皇大神、素盞嗚命、月讀命、五十猛命
摂社 山野口神社 大山祇神
摂社 加遅屋神社 奧津彦命、奧津姫命、猿田彦命

由緒 
 907年の延喜式神名帳には養父郡30座筆頭に夜夫座神社 名神大2座、小3座とある。
 社伝によれば崇神天皇13年の創祀とある。当初は弥高山全体が神体とされ、山頂に上社、中腹に中社、現社地に下社が置かれていたと言う。現在上社中社の痕跡は残っていない。 「養父郡誌」は上社を保食神と五十猛神、中社を少彦名命、下社を丹波道主命と船帆足尼命としている。
 養父市場は但馬牛の牛市の中心地であった。延喜式には養父市場では五十猛命を牛取引の神様とするとあり、その頃には祭神に五十猛命が入っていたのであろう。 神の前で取引・取り決めをするのは古来からの風習であり、決して裏切らない事の証であった。五十猛命の父神が素盞嗚尊とされ牛頭天王とされている。牛との関連が見える。

お姿
 バス停養父明神下車すぐである。広い境内には紅葉が多い。近隣に住居はない。弥高山と円山川の間にはJRと道路があり、それで一杯である。かっては円山川はもっと東北に振っていたのであろう。 元禄年間に建立された水谷山普賢寺があったが社務所になっている。本殿も元禄9年の建立である。

神社



五社神社


お祭
お走り祭  4月14日から3日間
養父町指定の無形文化財、神輿を南18kmの斎神社「彦狭知命」まで渡御し翌日還御する。円山川や大屋川を渡る。
 円山川周辺の開拓の言い伝えは多く、泥海であったこの一体を彦狭知命が城崎の瀬戸の山を切り開いて泥海から田にしたと言う。この神恩に報いるべく、養父神社が五社明神(粟鹿、養父、出石、小田井、絹巻神社)の名代として斎神社にお礼参りを行ったのが御渡祭の起源と伝わる。
 宮下豊氏の「但馬国から邪馬台国へ」と著述には、出石神社に祀られている天日槍が円山川の河口を切り開き、但馬城崎豊岡地方を湖から水田にしたとの伝えを詳しく考証している。この中で大和地方の邪馬台国への陸行一ヶ月の道筋を出石から八鹿、福知山経由で考えられてる。投馬は但馬としている。



公式養父神社
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