環状列石 東北の縄文時代

岩手県 御所野遺跡


岩手県二戸郡一戸町岩舘字御所野 地図


 縄文時代中期後半 5000年前


 丘の平坦な場所に、東西500m、南北100〜150mの遺跡が広がっている。台地の中央部は広場と考えられる空間や墓、墓標と思われる配石遺構などが検出されている。
 竪穴住居跡が遺跡のほぼ全域に確認される。西側の7棟の住居跡は焼失した痕跡が残っている。
 配石遺構は東西にあり、東側が保存状態がいい。径34mx20mの楕円状に直径2m程度の配石が並んでいる。

秋田県 大湯環状列石


秋田県鹿角市十和田大湯字野中堂 地図

縄文時代後期 4,000年前 500年ほどかけて造られた列石と考えられている。イギリスのストーンヘンジに似ている。


 2群の100基以上の配石の環状列石(径42mの野中堂環状列石、径48mの万座環状列石)を持つの大規模な遺跡。
 配石遺構は「配石墓」、環状列石は「集団墓」であると想定されているが、確証は出ていない。
 「日時計状組石」があるのが面白い。

日時計状組石

日時計を結ぶと

気にかかった近くの黒又山

夏至の日の出の方向に近いようだが・・。

秋田県 伊勢堂岱遺跡


北秋田市脇神字伊勢堂岱5-1外 地図

縄文時代後期前半 4,500年前
 サークルは直径が約32mで上空からはメロンのような形。

青森県 小牧野遺跡


青森市野沢字小牧野 地図

縄文時代後期前半 4,500年前

 サークルは3重、外周は直径35m、内側は29m、中央に2.5m。
 石の組方に特徴がある。楕円形の石を縦に置き、その両側に平らな石を数段積み重ね、あたかも石垣を築くように並べられている。この縦横交互の列石は、全国的にも珍しく”小牧野式”配列(配石)とも呼ばれている。

石の組み方

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