九頭神社
和歌山市本渡 Googlemap
大井寺山門と並ぶ鳥居
交通案内
紀勢線黒江駅から東へ20分北へ10分
祭神
国主大明神
摂社 弁財天社、八大竜王社、高倉大神社
由緒
『紀伊続風土記』にも本渡村の氏神と記されている。創建年代などは見えない。 不祥と言うこと。
当地から東3kmに多田(村)があり、国主神社が鎮座、かっての九頭大明神であり、当地では最古の九頭明神とされている。当地からの勧請かも知れないが定かではない。
本殿
お姿
本渡村は、名草山の東に連なる峰の南麓で亀の川北岸にある。亀の川の比久尼橋付近からサヌカイト製・チャート製の有舌尖頭器各一が採集されている。比久尼橋は九頭明神社の南700m。
境内に大井寺があり、これは禅宗黄檗派で、別当寺であった。
鳥居の横の切り株の上に高倉大神社の祠が鎮座、また本殿の横に弁財天社、八大竜王社の祠が置かれている。
宝暦七年(1757)の四角柱の石燈籠があった。
摂社 弁財天・八大龍王(本殿左) 高倉大神社
紀伊續風土記 巻之十八 名草郡 多田郷 本渡村から
○九頭明神社 社二扉 五尺七寸 七尺九寸 境内 東西四町 南北二町
祀神二坐 国主大明神 一坐神名不祥
摂社二社 天照大神宮 塞 神 社
村の北山上にあり 一村の氏神なり 祀る神二坐にして一坐の神名詳ならず (一部略)
元禄八年当社の境内に大井寺を遷し当社の事を支配せしむ (以下略) |
古代史街道 紀ノ国編
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