内原神社(うちはら)
和歌山市内原1437 its-mo

交通案内
阪和線  天王寺→和歌山 和歌山バス海南行き布引下車 東へ徒歩20分
紀勢線  天王寺→和歌山→紀三井寺 南へ名草山沿いに、線路沿いに徒歩30分 


祭神
大国主命、名草彦命、名草姫命
配祀神 月讀命、八大龍王大神、少彦名命、日前大神、蛭子命、須佐之男命 他 境内社 天満神社、戎神社、牛頭天王神社 他

由緒
 名草彦命、名草姫命は天道根命の五代の孫で紀の国造であった。この両神は中言大明神と言われた。神の言葉を伝えるシャーマン的な支配者であった。 神と民との中を取り持つとされている。
 神武東征時、賊として殺された名草戸畔との関連については触れられていない。大和政権確立時、この土地の支配者が賊として討たれ、怨霊鎮めとして祀られたのであろうが、天皇中心の考え方の中で、触れられなくなり、忘れられていったのであろう。
 永仁三(11295)年、八大龍王大神を国造家より勧請し、これを大国主命と改称した。

お姿
 名草山の南麓に南面し、本殿は木々の中に埋もれる様に鎮座している。これ程の緑の中に鎮座している神社も珍しい。 「杜」こそ神社の原点である事がよくわかる。
 拝殿の左右に狛犬と蘇鉄がある。南国らしい。


拝殿 流造の本殿は杜の中


お祭り
10月23日 例祭 


紀伊續風土記 巻之一五 神宮郡 神宮下郷 内原村から

○産土神社  境内周三百七十間
      名草彦命
   祀神 八大龍王
      名草姫命
 拝 殿  舞 台  廰
 寶 蔵  瑞 籬  庵
      日 前 宮
 末社三社 天 神 社
      淡島明神社
村の北山にあり 一村の産土神なり 舊は免田二段ありと國造家永仁記に見ゆ 祭礼九月二十三日あり
  



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