八宮神社
神戸市中央区楠町3-4-13 ゼンリン

八宮神社


交通案内

高速神戸湊川神社、JR神戸 地下鉄大倉山公園



祭神
熊野樟日命、素盞嗚尊 合 天津彦根命、應神天皇
摂社
白髭稲荷神社「白髭稻荷大神」



由緒
 この近辺には生田神社裔神として八社が鎮座している。
一宮神社「田心姫命」神戸市中央区中本通
二宮神社「天忍穂耳尊」神戸市中央区二宮町 摂社に椋白龍社が鎮座。
三宮神社「湍津姫命」神戸市中央区三宮町
四宮神社「市杵嶋姫命」神戸市中央区中山手通
五宮神社「天穂日命」神戸市兵庫区五宮町
七宮神社「大己貴大神」神戸市兵庫区七宮町

八宮神社



 
八宮神社の御祭神は、天照大御神と素盞嗚尊とが、剣玉を交換して誓約された際に生れ給いし、五男神の一柱で、神功皇后三韓征討の際に巡拝を賜った一社です。
 当社は橘通の、旧県警庁舎の所に鎮座されていたのですが、明治四十二年に神戸市役所を当社鎮座地に新築されるにより、現在の楠三丁目、大倉山南東の地に移転されました。
 素盞嗚尊を御奉祀せられましたのは紀朝臣でありまして、紀朝臣は後、紀伊国造となり素盞嗚尊を御祀りせられたものと伝えられております。
 旧矢田部郡坂本村鎮座として奉斎されている厄除守護神として、名高い神です。
 八宮神社の祭神は遠江国周智郡の横須賀神社と同じである旨のことが昭和11年発行の「兵庫県神社誌」には記している。現在横須賀神社の名前は湖西市横須賀に見出されるが祭神は大国主命となっている。横須賀神社は式内社ではない。

 六宮神社を合祀している。拝殿正面にその旨を記した板がかけられている。
 六宮神社は現在の楠寺の前に鎮座されていましたのですが、明治四十二年十二月に、楠高等小学校の新設により八宮神社の御社殿に合祀されましたが、厄除の守護神として、古くから厄年の人の参詣が絶えません。
 坂本村に皇別坂本臣紀朝臣が御住みになっておられましたので、坂本臣紀朝臣は武内宿袮の御仕えせられていました応神天皇を御祀りせられたものと伝えられています。
 出雲系の神ですから、御一緒に祀られたものと思います。
 旧矢田部郡坂本村鎮座として奉斎。
 六宮神社は大和国高市郡の御県神社の祭神の天津彦根命と同じで、これは式内社の高市御縣神社のことであろう。

 紀朝臣は中央で活躍した紀氏の一族を言うのだが、その氏族の祖先は武内宿禰とされている。紀の国の紀氏は紀直であったが、後に朝臣となっている。また紀直の祖神を素盞嗚尊とする秘密系図が日前国懸神宮の紀氏に伝わっていると言う。



お姿

 近所に大きい湊川神社が控えており、この神社はいつまで祀られるのだろう。 今の所は震災で倒壊したであろう鳥居も再建されており、地域の人々に大切にされているようだ。

稲荷神社の方から見た本殿




お祭り

  1月18日 2日間 厄除大祭例祭
  4月13日 1日間 春祭
 10月 8日 2日間 例祭(秋祭)


神奈備にようこそに戻る
inserted by FC2 system