九頭東屋神社
紀の川市杉原803

交通案内
阪和線  天王寺→和歌山  和歌山線 和歌山→粉河 南へ紀ノ川を渡る。西側の道を徒歩30分登る。紀ノ川を挟んで粉河寺がある。 mapfan


鳥居から



祭神
天児屋根命、経津主命

境内社
住吉神社、丹生神社、八坂神社、忍穂耳神社、熊野神社、松神社

由緒とお姿
 九頭龍王、東屋御前と鳥居の扁額には記されている。 上記二社が鎮座していたのを合併したもの。
 旧字宮山村にあったが、天平年中(729ー)藤原房前公の勧請と言う。 宮山の四至を記した日記が残っており、東は石蔵垣、南は吉野新田、西は大各の水流れ、北は長田の高岸とある。 1〜2km程度を言っているようだ。
 文明年中(1469ー)、神殿拝殿ことごとく焼失し、宝物、古記録は一切なくなった。

流造の本殿


お祭り
10月10日 例大祭


紀伊續風土記 巻之三十八 那賀郡 安楽川荘下 杉原村から

○東屋御前社  境内周百二十三間
 本 社 方五尺 摂 社 九龍頭王社 方五尺
 末社五 天照大神、祇園牛頭天王、疱瘡神、八王子、小使神
  舞 台  御供所  釣鐘堂
東西杉原の中央にあり 一村の氏神なり 当社応永の旧記にあらはる 祀神詳ならず 貞享五年の縁起あれとも其記する事甚奇怪にて證とすへからず 摂社九頭龍王は後の摂記にて大国主命或は素盞嗚尊などを祭るなるへし 当社旧は右宮壇にありしを文明年中中山本兵衛といふもの此地に移すといふ 境内衣美須石大黒石といふあり 社の西に八王子谷といふあり 其地奇岩多し 神職山本氏なり

○小祠三社
 辨財天社 社地周四十間 西杉原にあり
 松明神社 産神の乾四町許大岩の上にあり  
 水神社  産神の東五町許字清水といふにあり 此処小なる湧泉あり田一町餘に灌く   

応永 1394ー。貞享五年 1688。文明 1469。

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