八王子神社
伊都郡かつらぎ町丁の町902 its-mo

社前の歳破明神
 


交通案内
和歌山線 妙寺駅 北へ800m


祭神
多紀理毘賣命、市寸嶋比賣命、田寸津比賣命、速日天之忍穗耳命、天之菩卑能命、天津日子根命、活津日子根命、熊野久須毘命

鳥居  釣鐘堂
 


由緒

 明治初期に廃寺となった瑠璃山医王寺の境内に鎮座している。 医王寺の創建年代は不詳。ある記録によれば、「養和元年(1181)に高倉院によって建立されていたが、応仁・文明の乱で伽藍は焼失し、千軒あまりの俗家も難を逃れ、この地には何も残らなかった。」と記されている。

 また別の記録には、四散した住民は、徐々に市原の地に立ち帰り、昔の村を復興し、仮堂で会式を営んできたが、明暦三年(1657)になって、堂宇が再建され、薬師、観音、不動の三尊が開帳されたと見えている。

 八王子神社はこの寺の地主神であったのだろう。

観音堂と金比羅神社  天満宮
 

お姿
 鳥居をくぐり境内に一歩足を踏み入れると、明らかに寺院である。 先ず釣鐘が目に入る。戦争で供出されていたが、1984年に梵鐘を鋳造、よみがえった。 正面に、金比羅神社と観音堂が並び、梅の木を御神体とした天満宮が見える。 観音堂の西に鳥居、ここが八王子神社。

八王子神社の鳥居

八王子神社の本殿

お祭り
10月15日 例祭

紀伊続風土記 巻之四十四 伊都郡官省符荘 下野町村

 ○八王子社 若宮相殿 医王寺の側にあり 

 ○医王寺 瑠璃山 境内周二百六十間
   真言宗古義京勧修寺末
 開基詳ならす 先年焼失して今仮建なり 持山後にあろて方百間許 古地とみゆれとも由緒詳ならす

 

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