大宮神社 
伊都郡かつらぎ町広口1126

一の鳥居  二の鳥居


交通案内
笠田駅からかつらぎ町営バス東谷行き四郷 its-mo



祭神
第一殿 素盞嗚尊
第二殿 一事主尊、伊弉那岐尊、伊弉那美尊
第三殿 天照皇大神、日本武尊
第四殿 譽田別尊、足仲彦尊、氣長帶姫尊
配祀神 市杵嶋姫神、妙見大神、八王子神、牛滝大神、愛宕大神、七大竜王神、羊宮大神、日出大神、一言主大神、畑守社大神

由緒
 当神社は人皇第二十一代雄略天皇、葛城山に狩猟の節、当神社に立ち寄られ、その後大中臣連を遣わして一言主尊の社殿を造営せられた後に、農神疫神の素盞嗚尊を勧請す。次て、景行天皇の皇子日本武尊を勧請す。また神功皇后三韓征伐の折り、此所に逗留せられたるを以てその跡を崇敬して本殿を造営し誉田別尊」・息長帯姫尊、足仲津彦尊を勧請す。

 明治四十一年、近隣の神社を多数合祀している。

三の鳥居と配殿




お姿
 かつらぎ町営バス四郷のバス停横に鳥居がある。この神社に至る道筋は、和泉葛城山へ登拝後、自然歩道を東へ1.5時間ばかり歩き、鍋谷峠へ出たのであるが、そこから南へ自動車道を歩き、北へ曲がる所で山道があり、下っていった。それから延々とやはり2時間ほど歩いて偶然に四郷のバス停にたどり着いた。バス停と神社がならんでおり、救われた気分。30分の待ち時間の間に参詣。

 本殿は極彩色の木造銅板葺きの春日造で四殿並びで、見応えがある。

本殿



お祭り
 4月 8日   10月 18日  例祭

紀伊續風土記 巻之四十三 伊都郡 四郷荘 廣口村から

○大宮四社明神社 境内山林除地  禁殺生
  本社四社 一宮二宮三宮格四寸三尺に三尺八寸四宮五尺一寸に三尺八寸
  神 楽 所  拝   殿  舞 臺 跡
      鐘   楼  薬 師 堂
 摂社二社
  宇賀神社  荒神社

 村中にあり 荘中の氏神なり 土人大宮とも三尾明神ともいふ 此地山の尾埼三あるより此名あり 祀神詳ならす  或いは帝釈天等の神とすれとも後世浮屠の称と見ゆ 神社録には一二ノの宮は素盞嗚尊一言主ノ神三宮は詳ならす四宮は八幡宮と称すとあり此説も浮屠の説によりて改めたる神名なり 共に信用し難し  疑ふらくは丹生四社明神を祀れるならむ 天正以前は社殿甚壮麗なりしかを兵火に焼亡せりとそ 神主を大富氏といふ


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