瑜賀神社

和歌山県白浜町桟橋 its-mo

鳥居



交通案内
紀勢線  天王寺→和歌山→白浜 バス桟橋下車北側すぐ



祭神
瑜賀大神

本殿


由緒
 由緒・創祀の年代は不詳。
 鎮座地の下に浜井戸があった。白浜の半島部のまた半島部である当地は、清水の資源が乏しく、飲料水を得ることは非常に困難であった。神社の鎮座する瑜賀平の大地山裾から僅かに清水が湧きだしていた。これを得るために堤を築き、池とした。毎日の生活を支えた唯一の命の水であった。しかし時には旱魃のため、また津波などの自然災害により使用不能になることは度々であった。
 昭和五十六年に公園整備が行われて埋め立てられた。井戸を後世に伝えるべく由緒略記が建てられた。

社殿の風景




お姿

 公園内に鳥居があり、少し登る。北向き。
 水が出る貴重な山裾であったので、神社が造られ、木々の伐採を行わないこと、農地にはしないことなどで水源を守り、また水の恵みを祈ったのかも知れない。

 舌状台地先端の垣谷に当たる。付近には縄文前期・晩期の遺跡があったが発見時にはすでに破壊されていた。出土遺物は滑石製状耳飾・硬質頁岩製石鏃・刃部磨製石斧各一点が発見されている。

 昭和二十一年の南海道地震の津波による潮位の碑がある。地表1.4m程度。

南海道地震の石碑


お祭り
 5月 3日




古代史街道 紀ノ国編
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