熊野古道紀伊路、和歌山県の王子社
海路比井湊から小中王子へ、小中王子神社

日高郡日高町小中862 its-mo




 
海路で熊野詣でに来る人々は若一王子、志賀王子についでこの王子社に詣でた。


小中王子前から御坊方面を一望する。




小中王子神社



祭神 國常立命
配祀 伊弉諾命 伊弉册命 天照大神 瓊瓊杵命 天照大神

由緒 景行天皇の時代近江より勧請したと伝わる。
 熊野権現(御坊市熊野(いや)神社と旧御旅所で出会い祭りをしたので今でも渡御の旗幟がそちらの方向へ行きかけると古老は伝える。 熊野神と王子神との交流が想像される。鎮守の杜がまさに盛り上がっている。紀の国の神社らしい。
お祭り
 3月11日 春祭
 7月 7日 夏祭
 9月18日 お湯祭
10月17日 例祭


小中王子神社の杜




小中王子神社の社殿




紀伊續風土記 巻之六十四 日高郡 志賀荘 小中村から

○若一王子権現社  境内周百五十四間
 本 社 方二間    国常立尊・伊弉諾尊・伊弉册尊・瓊々杵尊・姫大神
    末社二社  若宮八幡宮・牛頭天王社
     長床   御輿殿

東出にあり 一村の氏神なり 明応九年 永禄五年 天正九年(1500 1562 1581)の棟札あり
神主を白井織衛といふ


 




比井湊から紀伊内原駅への地図


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