市野々王子神社 JR紀勢線那智駅の北西100分 祭神
摂社 地主八咫烏神社「建角身命 配 葺不合尊」 由緒 当社は往古より那智山熊野夫須美神社(熊野那智大社)の末社にして創建年代不詳。
改造修繕等は同社の費用を以って弁ぜられ、四時祭典は同社長官の代理を以って兼務。 市野々とは那智詣での人をあてこんだ市が立ったことによりよばれた。 王子神社から100mほどの先の道路の右手に石垣で囲まれた空き地がある。王子神社のお旅所であり、「お杉屋」とよばれる。ここに天照大神御影向石がある。 祭神は天照大神、忍穂耳尊、葺不合尊が祭られていた。 どうやらこの地が御幸時代の市野々王子社であったようだ。(高田健一郎『熊野古道 中辺路と大辺路』向陽書房) 古典に次のように出ている。九月七日、市野々椙屋にて、天照大神の仮殿を杉の葉を以造之、祝の式あり。九日には同所御杉屋御仮殿にて天照大神祭祀あり、玄酒を献す云々。 お祭り 1月12日 例祭
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