熊野古道、大阪府の王子社
鞍持王子

貝塚市地蔵堂



 半田一里塚の前を南西に行くが途中でやはり30号線に出てしまう。近木川を渡る前に積善の交差点がある。 30号よりやや左に小栗街道がある。一車線程度の道である。そのまま進むと阪和線和泉橋本駅の南側を阪和線を横切るように街道は続く。 和泉橋本駅の和歌山よりすぐの線路で分断された辺りを原宮といい、王子跡ともいう。 また、地蔵堂字権現に熊野神社があって、これが鞍持王子社ではなかったかとの説がある。南近義神社に合祀されている。祭神は市杵島神だったと伝わる。場所は正福寺の勝軍地蔵の東横である。
 正福寺は真言宗御室派に属し、勝軍地蔵菩薩を本尊とする。淳和天皇の時代(823−833)創建と伝わる。
 正福寺の南2kmは泉佐野市紺屋であり、ここに王子ヶ原と言う小山があり、別名を「くらもちやま」と言うと、江戸末期に生きた仲盛彬の「伽李素免独語」にある。



正福寺





神奈備の
南近義神社


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