『日本書紀』一書(第四)から 素盞嗚尊は、その子五十猛神をひきいて、新羅の国に降られて、曽尸茂梨(ソシモリ)の所においでになった。
さて、ソシモリとは何だろうか、何処のことだろうか。諸説がある。その一つ。 韓国の宗教文化研究院長の崔俊植梨花大学教授の説(平成神道研究会主催での真弓八坂神社宮司の講演の中で紹介) 「ソシモリというのは、地名ではない。「ソシ」は「高い柱」、「モリ」は「頂上・てっぺん」の意味、したがって、「ソシモリ」は「高い柱の頂上」という意味だ」。
これは、ソシモリが地名であれば、「ソシモリの所に」との表現にはならず、「ソシモリに」でいい。地名ではないとのこと。
柱をたてる風習について。 イザナギ、イザナミの天の御柱。 古墳の上に柱を立てる。(『日本書紀』推古二十八年十月条。) 伊勢神宮の心の御柱。諏訪の御柱。墓の卒塔婆。塔。
いずれにしても、霊の依り代。それも多分柱一本に霊一個(勘定できるん?)。何故なら、神の勘定単位は柱、またさる霊能者曰く、「木一本にひとつづつ神が降りてくるのが見える。」と!!
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