住吉神社
大阪府交野市寺1201番地 its-mo


鳥居と拝殿

交通
JR学園都市線河内磐船駅 東1.2km

祭神
住吉大神

境内摂社 龍王神社

由緒
創建年代は不詳。

 『交野市史』によれば、交野地域は磐船神社(岩戸神社)を頂点として、地域の神社は物部の遠祖饒速日命を祭神としていて、 それは蘇我物部戦争後も祭神を変えていなかったようである。しかし、平安時代になるとこの地は貴族の遊び場となり、 天体崇敬、詩歌趣味を発揮し、惣社の磐船神社の磐が船形であることから、これは海の神すなわち住吉の神を祭っていると言いだし、祭神を変えてしまったと記されている。
 住吉の神は和歌の神でもあり、また住吉大社の摂社に星神社もあり、星辰信仰の神社と見なされていたようだ。 祭神の名の筒男の「筒:つつ」を「ゆうづつ」とする金星とする説がある。 また、星説の延長でオリオン座のカラスキ星(参星)説があり、この三つの星を三筒男神に比定する。

 しかし一説には、蘇我物部戦争後には祭神の饒速日命を隠す動きがあり、やはり物部系の津守氏の奉祭していた住吉大社の神を表の祭神としたとの見方もある。

 生駒の住吉神社にも摂社に饒速日命が祀られている。

社殿

お祭
例祭 10月16日


峡崖越の道(かいがけ)

かいがけ道案内図



 河内と大和の境界の峠を通る道で傍示まで約15分の切り通しの道で、晩秋には落ち葉を踏みしめる山道。 途中には能勢妙見遙拝石や王子社跡の礎石も残っているそうだが、確認できなかった。
 この道は古代には修験の道であり、中世には熊野参詣道で、生駒・葛城山の東側を通って、五條、賀名生から十津川へ出て熊野本宮大社へ直線的に南下する古道でもあったようだ。

H14.12.4

物部氏ホームページ
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