蛇岩大明神・蛇岩神社
和歌山県海草郡紀美野町三尾川 mapfan

鳥居

交通案内
遠井辻峠の西約1kmに鳥居

祭神
蛇岩大明神(丹生都比売神)

社殿

由緒


「社頭掲示」から
伝説によれば昔諸国行脚の僧この坂を登りきた時、黄金色の一匹の蛇が道に横たわっていた。僧は気にもせず股ごえで行こうとすると、蛇は急に鎌首をもたげ、「僧の身であり乍ら無作法だぞ」と怒りみるみるうちに大蛇となり遙か向こうの山の光松(今はなし)に胴をかけ真っ赤な炎を口よりはく物凄さに僧は驚き深く非礼を詫び合掌したところ其の姿は消えて元の静けさにかえっていた。僧は直ちに里人に謀り岩のある所から「蛇岩」として祀り始めたと言われる。
 以来今日に至るまで一丸成就の霊験あらたかな神として知られるところであります。
 ちなみに僧は弘法大師と伝えられる。
          蛇岩神社奉賛会

 海草郡紀美野町野中に鎮座する十三神社の摂社に丹生神社があり、これを蛇岩大明神と称するようだ。蛇岩は十三所大明神の垂迹の地とも伝えられている。また丹生神社の御神体は蛇岩に住む小蛇とも伝わる。

お姿
 つづら折れの山道の中に木造の鳥居が見える。小さい車なら鳥居をくぐって数百メートル行くとちょっとした広い場所はある。3−4台は駐車出来そうだ。
 そこから少し登るとトイレ、社務所、手水舎、掲示版、巨岩の前の社殿、奧には護摩壇が出てくる。

蛇岩

お祭り
 4月 1日  春祭

紀伊続風土記 巻之四十 那賀郡神野荘 三尾川村

[虫也]岩 (蛇岩)
 玉泉寺より南十八町許 山上遠井辻の下にあり 高一丈許 横六尺許 此岩の隙より時々小[虫也]の姿見ぇることあり 丹生明神の垂迹といひ伝ふ。
 

丹生都姫伝承
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