丹生神社
和歌山県日高郡川辺町江川1956


交通案内
 紀勢線和佐駅下車

祭神
主 誉田別命、天照大神、丹生都姫命

摂社 恵美須神社、里神社、秋葉神社、氏神社、名称不明社

由緒
   当地は、旧丹生村と称し、丹生都姫命とは特にゆかりの深い土地であり、明治の神社合祀以前には丹生地区には丹生都姫命を祀る小祠に随所に鎮座していた。
 真妻神社三座(山野の明神崎・宮前・東宮脇)、丹生神社(和佐)、山王神社(和佐)を八幡神社に合祀し、丹生神社と改称した。 丹生津姫命が真妻峯に天下ったと言う伝説から、この地方では丹生津姫命を真妻大明神と呼び、農耕、魔除け、水銀を司る神として崇敬された。

 和佐の東の山中に、和佐水銀鉱山が開かれていた。ごんじゃ穴と呼ばれる水銀発掘の古跡が残っている。
 線路の傍らの上和佐に、かっては石鳥居や献灯が、合祀された丹生神社の旧跡を示している。 

お姿

 
丹生神社の旧跡


本殿


お祭り
3月15日 1日間  祈年祭(春祭)
7月15日 1日間  夏祭(夏越祭、悪病除の神事)
10月 体育の日の前日 1日間  例大祭(笑ひ祭) 県無形文化財に指定されている


紀伊續風土記 巻之六十五 日高郡 川上荘 上和佐村から
○丹生明神社  境内東西二十間 南北二十五間
  本 社     末社三社 大神宮 若宮八幡宮 妙見社
   長 床
村中にあり 境内に大栩樹多し 初冬の祭祀に笑祭といふあり 村中のもの木菓を舛に入れ遊覧所に至り 唯笑ひて去るを祭礼とす



紀伊續風土記 巻之六十五 日高郡 川上荘 上江川村から
○正八幡宮   境内森周四町四十間
  末 社 若宮 衣美須社  神楽舎 長床
   長 床
村中にあり 伝へいふ 昔玉置氏和佐に在城せし時 小釜本村の八幡宮を城地に勧請し其後こヽに遷すといふ 応永天文年間当社の放生会席順の人名を記せる文書村民江川氏に蔵む 神主宮本氏あり
    別 當  神 宮 寺
宮の側にあり 真言宗古義印南荘印南原村瀧法寺末なり



紀伊續風土記 巻之六十五 日高郡 川上荘 下江川村から
○小祠二社
  里神社 社地周十六間 村中にあり  真妻明神社 社地山周二百四十間 上江川村堺にあり

丹生都比売伝承
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